これから、紫外線数値がドンドン高くなります。
肌は皮膚老化につながる「目に見えない紫外線ダメージ」から角質層の下にある真皮層、毛細血管、
筋肉などを守ろうとして紫外線数値の低い冬よりもその厚さを自ら厚くしていきます。
自然変化に対するすばらしい自己防御反応です。そして、健気です。
紫外線が強くなればなるほど表皮の角質はその厚さを増し、
紫外線数値が下がる頃になると、自然とその厚さも次第に元に戻っていきます。
初夏といわれる季節にはすでに角質層が厚くなり、自然防御し始めています。
とはいっても0.01ミリ~0.02ミリの世界です。
一気に厚くなるものではありませんが、触ってもほとんどわからないでしょう。
次の季節の変わり目に
春から夏に受けた紫外線ダメージが、形になって肌表面に現れます。
秋口の季節の変わり目に肌荒れを起こしやすい…という理論がここで成り立ちます。
20歳代後半を過ぎ、年齢を重ねると、肌の新陳代謝も遅くなりがちなので
肌トラブルを克服するのにも時間がかかります。
肌老化原因の8割を占める「紫外線ダメージ」は、なかったことには出来ないのです。
人には紫外線数値の上昇と共に角質が肥厚し、表皮下の細胞などを守ろうとするすばらしい能力がありますが、肥厚したままにならないようにするために、保湿ケアをお続けください。
保湿は「冬の肌」や「乾燥」の代名詞だけではありません。
常に保湿ケアの行き届いた柔らかい素肌を保つことで、
次の季節の変わり目の肌トラブルを防ぐことにもなるのです。