スキンケアをフルラインでご使用中ですか。鏡の前に何種類、何個のスキンケア品が並んでいますか。
スキンケアは、洗顔、保湿、紫外線予防が基本です。
毎日のスキンケアは継続できる範囲でシンプルにし、必要と判断して選んだアイテムは丁寧にきちんと使いましょう。使用量はパッケージや容器に表示しているものを基本に「ご自分の適量」を把握しましょう。
たとえば、
皮脂分泌の活発なTゾーンに油分の多いクリームが必要でしょうか。逆に、皮膚が薄く1日に2万回のまばたきをする目元のケアはTゾーンと同じでいいのでしょうか。
使用順では、油分やシリコーンの配合されたものの上に何か塗布しても(肌に油膜を張った状態)角質への効果があるのでしょうか。
「不要な汚れを落とし、足りないところに足りないものを補う」のが健康な肌のためのスキンケア。
肌そのものは一定のサイクルでターンオーバーを繰り返します。年齢を重ねるにつれて足りないものを補うという捉え方が本来のエイジングケア(年齢に応じたケア)です。
しかも、経皮吸収される量には限界があります。それと塗布したものが肌になじむ前に次々とあれこれ塗布しても肌の上に乗っているだけ、または肌の上で混ぜているだけ…。
それは、スキンケア品の乱用、あるいはオーバートリートメントになっていませんか。
少ないアイテムでもご自分に合ったシンプルなスキンケアを「ていねい」に毎日、続けることをお勧めします。
その人に最適なスキンケアは、1日が終わり、メイクを落としたり洗顔するまで、朝のスキンケア直後の状態になるべく近い肌のうるおいが続いていることが理想です。