プレ更年期、更年期のくすみの原因「血行不良」

09 September, 2022

更年期は一般的に日本人の閉経が平均50歳前後と言われているので、40代半ば~50代半ばの10年間に当たります。もちろん個人差があります。


閉経にはまだ時間があっても閉経に向けて心身の変化が生じ始める30代後半~40代半ばの時期をプレ更年期と呼ばれています。この時期はほてり、のぼせ、いらいらなど更年期に似た状態になりやすいとされています。

50代半ばを過ぎると、基本的には心身ともに落ち着くようになるといわれています。

プレ更年期、更年期の約20年間は心身の不調、ストレスによる緊張、自律神経の乱れなどによる血行不良で肩こり、冷え、腰痛などを自覚する方もいます。

この血行不良が30代前半までにはなかったようなこの年代特有の「くすみ」につながります。血液の流れが滞るために皮膚まで充分な栄養が届きにくく毛細血管が青白くなり顔色がどんよりくすんでしまいます。

【こんな状態】

・顔が青暗くどんよりしている

・夏でも手足が冷たい

・顔や足、手指がむくみやすい

・目の下にクマができやすい

残念ながら、このくすみはスキンケアでは対応できません。

食事、軽い運動、入浴で緩和し、明るい肌へ。

食事は体を中から温めるといわれる根菜類、生姜をうまく取り入れましょう。また、入浴をシャワーだけで済ませている方もバスタブに浸かってじっくり身体を温め血行を促しましょう。休日などのゆっくりできる日は、好きなアロマオイルを数滴たらし、バスルームを香りでもリラックスできる空間にして心身ともにリラックスしましょう。

ですが、つらい場合は一人で抱え込まず、躊躇せず更年期外来で相談してみましょう。多くの方が利用しています。