女性ホルモン(エストロゲン)は表皮のターンオーバーを促す働きがあり、それにより紫外線ダメージを弱めることが知られています。
それと同時にシミを作り出すメラニン色素の生成をも活発にもします。
黒い髪の色を作り出すのもメラニン色素の働きです。
プレ更年期(30代後半ごろ)からエストロゲンの分泌は減少していきますが、
つまりそれはメラニン色素の生成を緩やかにし、30代前半までよりシミを作りにくくなるともいえます。メラニンの生成が減少するということで白髪が気になるのもこの年代からですよね。
皮肉なことです。
本来、シミは古い角質と共に剥がれ落ちていくのですが、女性ホルモンが減少することでターンオーバーが停滞しやすくなり、30代前半と比べると目に見えるシミは増え、濃くなるということになるのです。
ご存知のようにシミが目に見えるようになるのは、紫外線などにより肌深部でメラニン色素が発生し4~5年かけてゆっくりと皮膚表面に表れるからです。
その間に浴びる紫外線に無防備でいるとまだ表面に来ていないメラニン色素(いわゆるシミ爆弾)はますます濃くなります。365日、紫外線予防が大切という所以
プレ更年期、更年期の方、また、更年期を過ぎた方は、これまで以上に肌を保湿し、紫外線予防をきちんとして肌に合った角質ケアをお勧めします。
毎日の食事、睡眠にも気を遣いましょう。