季節が変わり、湿度が低下し始め肌の乾燥が気になるころとなりました。
肌の乾燥対策として「保湿」は最重要ケアですが、何も化粧水や美容液など塗布するものだけが保湿アイテムではありません。
むしろ、洗顔から保湿ケアは始まっています。
ご存知のように肌に負担をかける「洗顔」はスキンケアで最もリスキーなものですが、肌に不要な汚れや老廃物などを取るためには必要なプロセスです。
気を付けてほしいのは、泡立て洗顔の場合、
1.泡は最小でもレモン1個大、手のひらに乗せて逆さにしても落ちないぐらいのキメの細かい弾力のある泡。
2.泡を顔全体に置いたら擦らず、泡を肌に密着させ、ハンドプレスの要領で3~4回プッシュする。吸盤を剥がす感じです。クルクル、ゴシゴシこすらなくても十分に汚れを泡が吸い上げます。
3.すすぎは必ず体温以下(32度~34度が理想的)のぬるま湯で最低1分、60回はすすぎましょう。温度調整ができない場合、お湯の温度計は100円程度で購入できますので、一度測って感覚を覚えておきましょう。
すすぎ湯は体温以下がいい理由は、
- 皮膚の温度も32℃〜34℃なので肌に負担が少ない・・・肌の表面温度は32度~34度程度のため肌への負担を軽減できます。
- 余分な皮脂を洗い流せる温度・・・皮脂は30度ぐらいから溶け出すといわれています。皮脂を留めることでバリア機能をサポートでき、乾燥を防げます。
- 肌の水分量を多く保つことができる・・・体温以下のすすぎ湯で洗顔後の肌のツッパリ感、乾燥を軽減できます。
メイククレンジング、ジェル洗顔の場合、
適量を使用しましょう。少なすぎると表情が変わるほどの圧でのばすことになります。これは小じわや乾燥の原因になりますので、気を付けましょう。
すすぎは、泡立て洗顔な場合と同様です。
皮膚にはアルカリ中和能という優れた能力がありますが、年齢を重ねると時間がかかるようになります。洗顔後は出来るだけ早くうるおいを補給し、アルカリ性から弱酸性の戻してあげましょう。
うるおいを十分補給したら、なるべく長く肌に留めるよう油分配合のアイテムで保護しましょう。