冬、肌の水分保持力を高めるために

30 November, 2023

肌質、年齢に関係なく冬は最も角質層の水分量が減少する時季です。

スキンケアで気を付けることは

1.肌の汚れはきちんと落とす。とにかく擦らない、すすぎは体温以下のぬるま湯で十分に洗い流す。

2.ご使用中のローションに角質層内で水分を抱える成分は配合されているか確認しましょう。

  • 水を抱え込む性質をもち、角層に浸透して肌をふっくらさせるといわれる成分

水分を吸着する保湿成分のうち、角層に浸透してキメを整え、透明感をサポートするもの。水分を多く抱える代表はグリセリン。保湿力はやや低いけれどベタつかないのがアミノ酸やBGなど。

成分名
・各種アミノ酸〈セリン、グリシン、プロリン、アルギニンほか〉
・グリセリン ・BGなど

  • 肌の表面に水の膜を作る成分・・・肌の上に水の層を作り潤った状態を保つ

分子量が大きいため角層に浸透せず、肌の上で水を抱え込み水の膜で覆う保湿成分。肌の健康をサポートするもの。

成分名
・ヒアルロン酸Na ・コラーゲン ・リピジュア〈ポリクオタニウム-51・65など〉
・糖類〈トレハロース、ソルビトール、スイゼンジノリ多糖体、シロキクラゲ多糖体、異性化糖ほか〉 など

3.正しいローションの使い方をマスターしましょう。

ローションはコットンを使うより手のひらで肌になじませることをお勧めします。塗布の仕方によってはコットンの繊維で肌が傷むことがあるからです。

◎ローションの効果が上がる、3つのポイント

ポイント①
洗顔後の水分は優しくしっかりと拭き取った状態にしましょう。

ポイント②
500円玉大を基本にしましょう。手のひらからあふれるようでしたら2回に分けましょう。必要量は個人差があります。肌がひんやりするまで塗布しましょう。特に皮膚の薄い目元は十分に。

ポイント③
手でなじませて、仕上げはしっかりハンドプレス!手と肌がピタッと吸い付く状態までなじませましょう。

中でも1番のポイントは ③のハンドプレス!
ハンドプレスとは、化粧水を顔になじませた後に、両手の平を肌に密着させ少しずつずらしながら顔全体を包み込むようにゆっくりと押さえ、しっかりとローションをなじませること。

お顔全体で30秒はハンドプレスしましょう。

手のひらの体温と圧力によるマッサージ効果は、実はとても重要なポイント。血液循環が良くなり、化粧水の効果が最大限に引き出されます!

4.ローションでうるおいを補給したら、できるだけ蒸発させないように油分配合の美容液やクリームを必要な部位に必要な量を。

角質層にうるおいがあれば毛穴も目立ちにくく、また、光を均等に反射するのでツヤのある明るい肌を保てます。