シミ・・・紫外線から表皮を守るためのメラニンが原因でできる日光黒子(老人性色素斑)のことです。
生まれてから60歳までシミを作らないためにUVクリームや帽子、日傘など無しの無防備で紫外線を浴びても支障がない時間は、真夏で1日3.27分、春と秋は6.6分、冬でも16.3分が限度とされます。
80歳までシミを作らないためには1日に真夏で2.54分、春秋5.8分、冬では12.7分までなら無防備で紫外線を浴びても支障がないということ。
神戸大学名誉教授市橋正光氏 参考文献https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/25234836/
3分以内では散歩や通勤通学はもちろん、ちょっとそこまでも厳しいですよね。
言い換えると、このたった3分間無防備で浴びた紫外線が12~24時間でメラノサイトからメラニンになり、黒色メラニンへ、そして皮膚深部(基底層)に定着してしまうということです。
生後2~3か月ごろから日焼け止めを推奨するドクターも増えてきました。
思春期、20歳ごろまでシミを確認しにくいのは肌の新陳代謝により、メラニン色素が垢と共に剥がれ落ちているからです。
プレ更年期、更年期、更年期以降は肌のターンオーバーが遅延しやすくなり、30歳後半ごろから急にシミが増えた…と思ってしまうのです。
まさしく、予防に勝る美肌ケアはないということです。紫外線は直射日光の下だけでなく、日陰でも同じように注がれています。
特に、1日のうち最も紫外線数値が高くなる午前10時~午後2時は要注意です。この時間帯に外出するならUVクリームはもちろんですが、日傘、サングラスなどでできる限りの紫外線予防を。