皮膚の厚さ、ご存知ですか。
最も分厚いのは頭頂部2.35ミリ、その次は背中。
顔の表皮は0.2ミリ程度、2枚組ティッシュ1枚とほぼ同じです。その一番外側、角質層はその1/10程度、約0.02ミリ。
まぶたや目の下の表皮は頬の1/2~1/3と言われています。となると目の周りの角質層の厚さは0.006ミリ。軽く擦るだけでも傷つきそうな薄さですね。だから年齢を重ねると最も早くその影響が出やすいのです。
睡眠不足や疲労で目の下にクマが目立つのも皮膚が薄いため、血行不良が皮膚を通して透けて見えているからなのです。
また、角質層が薄いということは頬などと比べてバリア機能も弱いため、うるおいが蒸発しやすく、うるおいを保つ量も力も少ないということです。
日常で目をこすったり、スキンケアやブラシやスポンジ、指先でアイメイクすることでまぶたを摩擦することが多ければ多いほどダメージを受けます。
さらに、1日に約2万回の瞬きで目元は顔の中で最も動く部位です。
スキンケアで対応できることは、メイクオフ、洗顔はもちろん、ローションや美容液などを塗布する際も擦らないこと、また、特に目元の保湿と紫外線予防は1年中万全でケアしましょう。
目元は他の部位よりさらに優しくケアし、2倍以上の保湿ケアをしましょう。