そもそも頭皮のニオイは何故発生するのかご存知ですか。
頭皮の毛穴から分泌された皮脂とそれを餌に繁殖する雑菌が原因です。
特に更年期を迎えるころの頭皮には更年期で男性ホルモン優位になり、皮脂のベタつきが気になったり、マラセチア菌による頭皮湿疹も伴うニオイが発生することもあります。
また、首から上はホットフラッシュによる汗が増える部位。 特に、耳後ろから襟足付近は、汗もたまりやすく皮脂分泌も多めなのでニオイが発生しやすくなります。
それを少しでも軽減するには、
1.頭皮のべたつきが気になるからと言って洗浄力・脱脂力の強いシャンプーを使用すると、頭皮の乾燥が進み、それを潤そうと皮脂が過剰分泌するという悪循環になります。
シャンプーは出来るだけ低刺激で洗浄力が穏やかなものを選び、できれば毎日シャンプーしましょう。サルフェートフリーをお勧めします。
2.シャンプーの香りでごまかさず消臭効果を期待できる成分配合を選びましょう。
頭皮の臭いを消すためシャンプーの香料でカバーしようとしても、頭皮臭と香料の相性により、かえって臭いが強くなったり不快な臭いになる場合があります。
炭、カキタンニン、チャ葉エキス、ローズマリー葉エキスなど消臭効果が期待できる成分入りなどを選ぶのがおすすめです。
3.抗菌効果、殺菌効果を期待できる成分配合を選びましょう。
成分表にイソプロピルメチルフェノール、ミコナゾール硝酸塩、サリチル酸、グリチルリチン酸2Kなどの成分があるか注目してみましょう。
4.正しいシャンプーの継続を。
シャンプーで大切なのはシャンプー剤で汚れやニオイを頭皮や髪から浮かせて、それをしっかりと洗い流すことです。シャンプー剤に配合されている洗浄成分と保湿成分を手で触って判断できる人はいません。ですから、キュッときしむまで洗い流すのが正解です。ヌルヌルしたままで終わり・・・は頭皮トラブルとニオイの元です。
ちなみに、毛髪は本来、無臭。
髪につくニオイは特にタバコや焼肉、食べ物の臭いがつきやすいでしょう。
パーマ、カラーの繰り返しで傷んだ髪はキューティクルが乱れて不揃いのためニオイの分子が吸着しやすく、健康な毛髪はキューティクルがそろっているのでニオイが付きにくいのです。