プレ更年期、更年期、気になる?頭頂部

07 December, 2023

人によっては20歳代でも頭頂部の地肌が透けて見える方もいますが、女性ホルモンの影響で更年期頃になると割と多くの方が頭頂部の毛量や見た目を気にし始めます。

対象年齢層のタレントさんを起用した頭頂部の部分ウイッグ、育毛剤などのTVCMもよく見かけますね。

プレ更年期、更年期の頭頂部の毛量は女性ホルモンのバランスが乱れることや加齢の影響が考えられます。女性ホルモンの分泌量は一般的に20代後半から30代半ばぐらいまでがピークといわれており、その後は徐々に減少していきます。

更年期前後になるとエストロゲンが減少し、ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなったり、休止期が長くなったりします。そのため、頭皮表面の髪が減ってしまい、「薄毛」になるといわれています。

また、エストロゲンが減少すると、毛髪のヘアサイクルにおける成長期の期間が短くなると考えられています。
女性ホルモンの低下による抜け毛なら1日100本程度は正常のうちです。生活習慣やヘアケアの改善で更年期の抜け毛を緩やかにすることも期待できます。

 

対策としては食生活、睡眠、適度な運動、生活習慣、喫煙、飲酒などの見直しなどがありますが、自宅でのヘアケアでできることは、

1.穏やかな洗浄力のシャンプーでできれば毎日頭皮を洗う。頭皮は皮脂腺が多く皮脂分泌も活発です。かといって強い洗浄力のシャンプー剤は皮脂を取りすぎるため余計に皮脂分泌が盛んになります。髪はパサつくけど頭皮はべたつくという結果になります。

 

2.シャンプーの際、頭皮マッサージを2~3分、できるだけ毎日継続しましょう。頭皮の血行を良くする目的なので髪の生え際から頭頂部に向かってやさしくクルクルもみほぐすイメージです。

また、髪に有効な食材としては海藻類が知られていますが、中でもお薦めは「あおさ」。

あおさにはミネラルやビタミンが豊富で髪の成長をサポートすると言われています。

海藻類に含まれるミネラルは、髪の主成分であるケラチンの合成を促進し、発毛効果をもたらすとされています。また、海藻類の色の正体であるクロロフィルaは、ケラチンと結合しやすい性質をもち、髪の毛の強化する働きがあります。
乾燥あおさをふりかけのようにそのままかけて食べるのが一般的ですが、水に数分つけて戻してから使う場合もあります。お味噌汁、卵焼きに入れたりとレシピも多く公開されています。
1日3~5g程度を毎日継続しましょう。食物繊維が豊富なため、人によってはおなかが緩くなることもあります。ご自分の適正量を確認してください。
育毛剤などを利用するとか、どうしても気になる場合は女性専用の頭皮発毛外来で治療という選択肢もあります。
いくつになっても、ふさふさ、ツヤツヤの自分の髪を維持したいですね。