シャンプー前の予備すすぎで濁る

09 November, 2022

よく質問されます。毎日シャンプーしているのにシャンプー前の予洗いで薄い乳白色のようにすすぎ湯が濁るのは何故?

シャンプー前にシャワーで髪をすすいでいると落ちてくるお湯は個人差がありますが、白濁していますね。これは、特に気にすることはありません。

前回のケアできちんとすすいでいても濁ります。

前回のシャンプー後に髪や頭皮に付着した水溶性の汚れ、アウトバストリートメント、ヘアオイルを含むスタイリング剤など、頭皮の老化(古い)角質、老廃物などが白濁の原因です。(ホコリ、古い角質の剥がれたもの=フケ、頭皮からの水溶性の分泌物など)

気にしないといけないのは、シャンプー後と洗い流すトリートメント塗布後のすすぎです。

シャンプー後のすすぎは、すすぎ湯がほぼ透明になるまで、また、洗い流すトリートメント塗布後のすすぎ湯もほぼ透明になるまで…が基本です。

 

シャンプー前の予洗い、この時点では、まだ油溶性の汚れはきれいに落ちていません。

シャンプー前のすすぎをしっかりしておけば、汚れの8割程度は落ちます。

残り約2割が油分汚れです。

この油性汚れを除去するのがシャンプーのお仕事。

 

肌と同じように、頭皮の皮脂も必要以上に取り過ぎると、

頭皮を守るためにますます皮脂分泌は促され、頭皮自体は乾燥しているにもかかわらず、べたつく頭皮となってしまいます。

そして、臭いが発生し、汚れが付着しやすくなりトラブルの原因となります。

 

年齢を重ねても頭皮コンディションが健康であれば、発毛する髪も健康なはず。

しっかりすすぎ、低刺激で頭皮に優しい洗浄剤をご使用ください。

 

シャワーヘッドを頭皮に近づけて、落ちるすすぎ湯を洗面器などで受けて確認しましょう。すすぎ湯の温度は38~39度が最適といわれています。

そもそも、シャンプーは頭皮の汚れや毛穴の老廃物を落とすためのもの、毛髪のこすり洗いは切れ毛、枝毛の元。毛髪の汚れはシャンプーの泡が絡めとります。

シャンプー後、洗い流すタイプのリンス、トリートメント、コンディショナーを使用してもしっかりすすぎましょう。これらのアイテムのすすぎ残しもトラブルや臭いのもとになりかねません。