くすみの原因「乾燥」は
1、湿度の低下による肌の乾燥
2,肌に合わない洗顔方法、洗顔料 が考えられます。
空気の乾燥、湿度の低下は季節的なものと生活環境、生活地域が関係しますが、スキンケアでは「適切な保湿」で補えばある程度は軽減できるのではないでしょうか。
スキンケアで対応できるのは2です。
まず、洗顔料について。
今、ご使用中の洗顔料を選んだ理由は何でしょうか。
香り、使い慣れているから、泡立ち、コスパ・・・。
20代、30代と比べて肌が変わってきたと感じたら多くの場合、「汚れを落とす」より「何かを与える」に気を遣いがちですよね。
そもそも洗顔とは「肌の汚れを落とし、清潔にすること」ですよね。では、肌の汚れとは?
日本化粧品工業連合会の定義によると、
「肌の汚れには身体から出る皮脂膜や剥離した角層、汗が乾いて残った塩分や尿素と、外からつく、ちり、ほこり、細菌、あるいは化粧品の残りなどがあります。また汚れには、皮脂やメークアップ化粧品などの油になじむものと、汗の塩分やほこりのような水になじむものが混ざっているため、水だけではうまく落とすことができません。」とあります。
ほとんどの方が洗顔料を使って洗顔すると思いますが、きちんと洗顔していても「くすみ」が気になる場合は一度洗顔料を見直してみてはいかがでしょうか。
特に年齢を重ねつつあるプレ更年期、更年期、更年期以降の方でくすみ、異常なツッパリ感、乾燥が気になる方への提案です。ご使用中の洗顔料の洗浄成分を調べてみましょう。
洗顔料にはある程度の保湿成分が配合されているものをお薦めします。
ただ、洗顔料の保湿成分はあくまでも洗顔料が肌に付着しているときの保湿ケアです。そもそも、洗顔料は洗い流すものなので特別にこれが配合されていないとダメというものではありません。あくまでも「汚れを正しく落とす」が目的ですから。
それよりも洗浄成分が重要です。
アミノ酸由来と天然油脂由来の洗浄成分が程よく配合されているもの、さっぱりした使用感があり、泡切れもよいがツッパリ感の少ないものをお薦めします。
特に「硫酸系」が配合されている場合、肌によっては脱脂力が強めになりがちです。
現在ご使用中の洗顔料メーカーのパッケージ、HPで確認してみましょう。
スキンケア工程で最も肌に負担を強いるのが「洗顔」です。
ご自分の肌を知り、できるだけ肌を刺激しないような洗顔料をご使用ください。