プレ更年期、更年期のバリア機能低下?

14 July, 2023

そもそもバリア機能とは、顔だけでなく全身を覆っている皮膚が外界からのウイルスや菌などの異物の侵入や攻撃から体を守り、その一方で体内から水分が蒸散するのを防ぐという役割です。

この大切な役割を担っているのは、表皮のいちばん外側で外界と接している角層です。

ところが、このバリア機能は、乾燥した外気、痒みで肌を掻くことで破壊されてしまいます。

特に、プレ更年期を迎える年齢からはこの優秀な肌の能力が女性ホルモンの減少が原因で低下しがちになります。

 

ちょっとした気遣いでスキンケアでもバリア機能を維持することができます。まとめると、

・洗顔も身体を洗う時も同じようにゴシゴシ擦らない、特に洗顔では体温以上のお湯ですすがない、身体は通常はソープを泡立てて手のひらで洗う人が多い(週に1~2度タオルを使う)

・洗顔後、入浴後は出来るだけ早く保湿する

・天候、季節に関係なく紫外線予防は毎日必ずケアする

 

バリア機能が低下すると肌は乾燥し、それにより角質層がひび割れ状態になります。そして、かゆみ、赤み、吹き出物へと発展してしまいます。

夏、汗をかくので肌は乾燥していないかのような錯覚を起こしますが、実際はクーラーの冷気、外気、紫外線などでかなりのうるおいが奪われています。

その乾燥が顕著に表れるのが次の季節の変わり目、秋口です。

小じわ、色素沈着、シミ、くすみとなって表れてきます。

そんなことを気にしなくてもいいように、やさしい洗顔、保湿、紫外線予防を毎日欠かさず続けましょう。