40代後半になると20代では気にもならなかったようなことが爪にも現れるようになります。
爪に縦筋が浮き出る・・・。早い人は30代ごろから。これは爪甲縦条(そうこうじゅうじょう)といわれる状態で病気ではありません。50代になるとさらに目立つようになりますが、やすりで削ったり、あえて平らにしようとしないでください。
主な原因は加齢と乾燥、そして食事、睡眠、ストレスです。年齢を重ねること以外は対応できそうですね。
食事内容については、肌や髪、身体全体を若々しく保つために必須のアミノ酸(タンパク質)、ビタミン類などをしっかり摂ることも、睡眠も自己管理できることです。
ケアとしては、日頃のハンドケアの一環として、ハンドクリームを塗布することはあっても、水分、うるおいの補給はどうでしょうか。油分を与える前に水分を補給していますか。
爪の乾燥は、爪そのものが乾燥しているのではなく、爪に真下の皮膚(爪床 そうしょうと呼ばれる部分)が乾燥気味ということです。つまり、手指全体を保湿することが大切です。
ハンドクリームを塗布する前にローションをたっぷり・・・が理想ですが、毎回そうもいかないものです。
では、朝晩のスキンケアのついでにならできそうですか。
たっぷりのローションを指の先まで塗布して、お顔と同じレベルのハンドケアをお勧めします。実際、顔の皮膚より乾燥にさらされ、酷使されている手指です。爪と皮膚の境目まできちんとケアしましょう。
すぐに効果は出ませんが、コツコツ続けると縦筋の軽減を期待できます。
また、できれば季節を問わず水仕事の際、ゴム手袋で手指の保護を。除光液はアセトンフリーをお勧めします。